社長が語る

ダイシン工業の過去・現在・未来 ダイシン工業の過去・現在・未来

挑戦し、
続けてきた。
だからこそ
今がある。

ダイシン工業のはじまりは、昭和31年。
木製家具が主流だった時代に「スチ-ル家具製造をする鋼鉄工業所」として創業しました。創業者である私の父の夢は「町工場の親父」。もともとものづくりが好きで、魂をこめてつくったもので社会に貢献できれば、と考えたと聞いています。
はじめは、なかなか大変だったようです。まず、見本となるスチール家具が少ない。刀を鞘に収めるようなスムーズさで引き出しを動かすのは至難の技で、職人と何度も試作品をつくりました。当時めずらしかったスチール家具に着目し挑戦したこと、そしてそれをあきらめることなく、何度も試行錯誤を繰り返し培った技術や想いは、今でも会社の文化として深く根付いていると感じています。

今では、長年磨き続けている技術で、オフィス・工場・医療など、幅広いオフィス家具をご提供しています。技術力が高いということは、できることが増えるということ。何度も挑戦をつづけてきた結果だと思っています。

ダイシン工業の過去・現在・未来

「挑戦」することは、覚悟があれば意外と簡単なことだと思っています。ほんとうに難しいのは「つづけていくこと」。これから求められるものは、長期間の努力であると、私は思っています。

私の今までの人生で、一番の挑戦は「鈴鹿工場(現・亀山工場)をつくったこと」です。厳しい状況でしたが「もっといい工場を、しっかりしたものをつくりたい。」という想いで挑戦しました。そのときに痛感したのが、挑戦したあとの「工場を軌道にのせること、維持すること、守り続けること」の大変さ。今では無事投資を回収できたので、この大きな挑戦は成功だったと思っています。

何も大きな挑戦ばかりがすごいことではありません。会社として社会の役に立つ製品をつくり、自分たちの生活も支える仕事。そこで新たな挑戦がはじまり、また続いていく仕事。続けることに意味がある。
これからも、挑戦し継続できる環境づくりを行い、培った技術や先人から受け継いだ想いを次の世代に伝えていきたいと思います。