おはようございます!
ダイシン工業 鶴見(修)です。
本日は、鈴鹿工場(@三重県亀山)にある
300トンプレス
についてです。
プレス加工とは
プレス加工って何?っていう話ですが、
プレス加工とは、
プレス機械の中に金型(かながた)と呼ぶ一対になった工具を取り付け、その間に金属などの素材を入れて大きな圧力を加え、素材に金型の形状を写すことにより成形するものです。
弊社も利用させて頂いているプレス機械の”AIDA”さんのHPに大変わかりやすい絵がありました!
1.金型がこんな感じです。大変様々な金型形状を作ることが可能で、
必要なパーツに応じた専用の金型を作成する必要があります。
(これが結構高い・・・・)
2.金型の間に金属板を固定し、上から強い力で押し込むと
金属板が金型と同じ形状に変形して、加工完了です。
後術しますが、プレス機の加工は大変早くいため、様々な製造ジャンルで用いられる加工方法ですが
特に自動車産業では、そのロット数の大きさと加工形状から非常に多くの
プレス機が導入されています。
また車の本体フレームもプレス機で加工するため、ひじょーーーに強力な力をもつプレス機が自動車メーカーには導入されています。
プレス加工の種類
プレス加工の種類にはいくつかあります。
・曲げ
・抜き
・切断
・絞り
の4つがプレス加工の4大加工ではないでしょうか
特に絞り加工というのは、プレス機の得意とするところで
他の機械ではなかなかできない加工であります。
ダイシン工業では、曲げ・抜き・切断の加工に用いることが多いです。
オフィス家具を扱っている為、あまり絞り加工は多くありません🏭
プレス加工の特徴
プレス加工の最大の特徴は
まず
早い!!
そして
安い!!
さらに
ミスがない!!
という感じです。
つまるところ大量生産が可能です。
上記の特徴だけ見ると、無敵のプレス加工?と思われてしまいそうですが
当然デメリットもありまして、
プレス加工の場合、金型が必要になりますので
イニシャルコストが結構かかります。
この費用をペイするだけの生産量が求められるため
少量生産の場合には不向きですね。。。
ダイシン工業の300トンプレス機の紹介
ダイシン工業の鈴鹿工場には、↑のAIDA製の300トンプレス機を導入しています。
プレス機と同時にアンコイラーとレベラーを導入しているため
コイルから、材料を供給することができます。
コイルの方が鉄板の購入価格が安いですしね!
右側にアンコイラー・レベラーを導入しています。
↑この奥から鉄板が流れ込んできて、金型で加工することでジャンジャン製品ができあがります!
いわゆる順送といわれる加工です。
まとめ
以上、簡単にプレス機械のことと、弊社の300トンプレスのご紹介を致しました。
プレス機の性能を十分引き出していくことで、まだまだ生産効率の改善が図れますので
これからも、多品種小ロットとのバランスをとりながら、活用していきたいと思います
本日参考にしたサイトはプレス加工機メーカーのAIDA様です。
ありがとうございました。
***2018/09/03 追記***
先日鈴鹿工場訪問時に、300トンプレスが段取り中で丁度コイルの差し替え作業中でしたので撮影してきました。
天井に着いているクレーンでコイルを移動させます。
コイルの重量は大変重たく、写真のモノでも、軽自動車一台分近くあります。
鉄の比重って大変オモタイですね・・・
↑アンコイラーにセットします。
段取りにはやや時間を要しますが、一度セットしてしまうと、大変効率がいいのがこの順送のメリットですね!
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