も
の
づ
く
り
の
流
れ
Manufacturing
60年間培った板金加工技術を基に作られるダイシン工業のスチール家具。設計から量産までを一貫して社内で行うことで、高品質な仕上がりと生産性の高さを実現しています。
01 開発
Development
大阪本社に開発拠点を構え、日々変化するマーケットニーズを研究しながら新しい製品の開発に取り組んでいます。ダイシンの源流ともいえるキャビネットを始め、スチール家具全般を手掛けています。
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企画
国内オフィス需要の研究を始め、海外展示会などから情報収集し、お客さまのニーズに適した製品を企画・開発しています。デザインから素材の選定まで、多岐にわたる試行錯誤のもと、一つの製品を世に送り出していきます。
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設計
設計には三次元CADSolidworksを使用しています。開発部門全員が三次元CADを扱うことができ、開発スピードの向上に取り組んでいます。また、設計には過去60年以上の蓄積されたノウハウを活かし、効率的で品質の高い製品づくりを行っています。
02 製造
Production
私たちの製造拠点は三重県亀山市にあります。工場設立から30年以上の歳月を費やし、板金加工のほとんどを当工場内で完結できる体制を整えました。生産している品目は約700点以上にのぼり、現代に求められる多品種小ロット生産に対応すべく、日々積極的な設備投資を実施しています。
工場生産
ライン
Factory
Production
Line
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資材
ものづくりは資材発注から始まります。鋼板部材や樹脂パーツ、金物など常時生産に必要な様々な部材を発注管理しています。多品種小ロット生産に対応するため、膨大な数の資材を全てシステム管理しており、円滑な工場の生産をサポートします。
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レーザー・プレス
レーザー加工・パンチング加工により鋼板を製品ごとに適した形状にカットする工程(ブランク工程)や、鋼板を曲げる工程(ベンディング工程)を担います。最新のNCベンダーや自動パネルベンダーを複数台導入し、0.1mm単位でワークを加工しています。
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溶接
プレス工程で曲げた鋼板を、溶接して組み上げる工程を担います。主にスポット溶接やCO2溶接で製品を組み上げます。キャビネット専用ラインのほかに、あらゆる製品に対応する手組ラインも擁しており、様々な形状の製品に柔軟に対応できる生産体制を整えています。
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塗装
塗装工程では環境負荷の少ない粉体塗装を行っています。2010年から粉体塗装設備を導入し、非常に高品質な塗膜形成と、圧倒的な不良率の低減を実現しています。塗装ラインは、1ハンガーあたり100kgまでの製品を吊ることができ、2mを超える大型製品でも難なく高品質な塗装を施すことが可能です。
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仕上
仕上工程では扉・引出し・レールなどのパーツ組付けや、完成品の梱包作業を行います。量産品に対応したライン生産を中心に、多品種小ロットに対応するセル生産方式も取り入れています。お客さまの多様な製品群にフレキシブルに対応出来る体制を整えています。
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検査
生産されるすべての製品は最終検査資格を持つ社員の検査を経てみなさまのもとへと出荷されます。工場内最後の工程として、外観や仕様面など厳しい検査を行っております。
03 出荷
Shipment
工場で生産された製品は同じ敷地内にある製品倉庫で出荷まで保管されます。自社で手配したチャーター便や路線便を利用して全国の物流センターや倉庫・お客さまのもとに配送致します。
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倉庫
300機種を超えるカタログ製品を自社配送センターで保管しています。先入れ先出しを徹底しており、製品品質を保つため厳格な在庫管理を行っています。小口出荷の場合、ストックのある製品については最短で翌日の出荷が可能です。
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出荷
大型トラックが同時に複数台入構できる広さを工場内に有しており、余裕を持った丁寧な積み込み作業を行っています。工場は本州の中央付近にあたる三重県亀山市に位置しており、また高速道路インターまで数分という好立地を活かして、日本全国へ出荷しています。